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怪談 意味深なうたた寝

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怪談、クトゥルフ神話サークル『アコンカグア』本島としやのブログです。日々収集した怪談を更新していきます。と思っていたけど最近はけっこうグダグダCDレビューしてる。

ホテルビーナス。

時々見返したくなる映画に、ホテルビーナスがある。
昨日原稿に詰まったのでもう一度引っ張り出して見ていた。
スマップの草薙君が主人公の映画だ。内容についてはここで書く必要が無いと思うので、敢えて書かない。
曲の使い方、色使い、間の取り方、ラスト直前の逮捕のシーン。
どれをとっても非の打ち所の無い完璧な映画だと思う。

物語は画面同様セピア色で、淡々と進んでいく。そして合間合間に入る詩的な台詞が好きなのだ。

偶然ながら、この映画を知る前に、自分も似た様な話を書こうと思っていた。というか、構想もほぼ終わり、あとは書くだけの状態だった。確か喫茶店に色んな人が訪れては深刻な話や、どうでも良い話をする。そんな内容だったと思う。
同じ時期、たまたま「傑作です」と書かれた店のポップに惹かれて買った。
そしてこの映画を観た瞬間に、「ああ、自分はもう、この話をこれ以上書き続ける必要は無いな」と思った。
なぜなら自分の書きたかった内容がほぼ全て映像化されていたのだから。

小説を書くとき、こんな事を考えている自分がいる。
「今から書く話は、きっとどこかで誰かが既に書き終えている しかも自分が書くより面白く興味深い作品だ」
これは相当の重圧だ。これから新しい物を作ろうとしているのに、既にどこかでこの作業を終えている奴がいるんだから。
でも同時にこうも思う。「それでもこの話は傑作だ」
そんな行ったり来たりをしながら机に座っている。
そして書き終えたとき、いつも思う。
「書いてる間は面白いと思ったけど、読み返してみるとつまらんな。駄作だよ。これ」
そんな話でも、誰かに読ませると本心か世辞か知らないが、「面白い」と言ってくれる。
だから次はもっと良い物を書こうと思ってる。
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by tominaga103175 | 2009-03-03 21:24 | 雑談