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怪談 意味深なうたた寝

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怪談、クトゥルフ神話サークル『アコンカグア』本島としやのブログです。日々収集した怪談を更新していきます。と思っていたけど最近はけっこうグダグダCDレビューしてる。

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百物語はやはり怪を呼ぶのだろうか。先日百物語をしてから、妙に怪奇現象に出くわすようになった。


気のせいだと言われたらそうなのかもしれないけれど、最近起きた怪奇現象(?)を書いておく。


このまえ大寒波が日本に上陸した日、名古屋でも雪が降った。
暖房をいれても部屋が暖かくならないので近くの漫画喫茶でのんびり過ごす事にした。
その帰り道の事。


コーヒーでも買おうとサークルKへ行った。パックのコーヒーを一つ買ったらストローが二本ついてきた。
家に帰り、夕飯の時間になったが食べ物が無かったので、もう一度サークルKへ行った。
すると店員のおばさんにこう言われた。
「こんな雪の日にデートなんて、大変だねぇ」
もちろん自分は一人である。
驚いて曖昧な返事をして家に帰り、弁当を見てみると箸が二膳ついていた。


翌日、大学のゼミ仲間のMさんに会った。Mさん曰く、
「昨日、サークルKにいたでしょ。手を振ったのに気づかなかったなんて酷いよ」
なるほど。昨日のサークルKのおばちゃんは彼女とわたしを見てデートだと思ったのか。
だがMさんの話は続いていた。


「一緒にいた女の子は彼女? いつから付き合ってるの?」

何度も繰り返すが、わたしは一人で連れは誰もいなかった。
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by tominaga103175 | 2005-12-28 23:46 | 怪談
友人のH氏は某薬局でアルバイトをしている。
その薬局屋は全国チェーンを目指している薬局である。
ところがこの薬局は資金がないからなのか、業界用語で言う「精神的瑕疵要素あり」物件へ積極的に店を出しているらしい。
つまり以前は墓場だった場所や、曰くつきの土地へ店を出しているのである。

H氏のバイト先の店長は幾つもの店で勤務している。
店長はある店で勤務して以来、新しい店へ配属されるたびに欠かさず行っている事があるという。
その店のタブーを聞くのである。
若い頃は幽霊など信じなかったと言う体躯の良い店長なのだが、必ず店ごとのタブーを守る。

なぜならば店長は数年前にこんな体験をしたからだそうである。

『九時以降に残業してはいけない』

これがその店のタブーだったそうである。事実従業員は皆必ず九時前に帰宅する。
曰く幽霊が出る。
そんな馬鹿な話があるか。と店長は配属されてからすぐ残業をしたそうだ。
店内にはトイレが無く、店を出た裏に公衆便所と大差ないボロボロのトイレが設置されていた。
トイレは主に従業員が使用し、どうしてもと言う時にだけ客に貸していたらしい。
万引き防止の為らしい。
残業をする時は店中の施錠をし、明かりも事務室以外全て消すそうだ。
残業前に気合を入れるため店長はトイレに行った。何事も無く用を済ませ、トイレの明かりを消し、鍵をかけた。

一時間、二時間経ったがまだ仕事は終わらない。
一服しようと煙草に火をつけた時、外のトイレへ繋がる扉がゴンゴン鳴った。
「誰か!誰かいませんか!」と言う声も聞こえる。
時間は十時をまわっていた。
たまにある事なのだそうだ。
閉店後に事務室の明かりがついていると、緊急の客が薬を求めて来店する事がある。病院も閉まっているから駄目もとで買いに来るらしい。
「はい。すぐに行きます」
と店長が扉をあげると、外には誰もいない。
悪戯か、と少し不快に思ったとき、トイレから光が漏れている事に気づいた。
お客さんが入ってるのかなと思った。
声をかけたが返事がない。
ふと思い出した。既に施錠は終わっているはずだ。
トイレのノブに手をかけた。
手応えは無かった。
扉はあっさり開いたのである。
中には誰もいなかった。
電気を消し、鍵を取りに事務室に帰ろうとした。
真横に腹から中身がデロデロ飛び出している性別不明の人物が立っていた。
「さっきから呼んでいるのに――」
語尾は聞き取れなかった。
びっくりして急いで事務室へ戻った。
鍵をかけ、事務机の前で呼吸を整えて心を落ち着かせた。
事務室の扉がガチャガチャ回されている。必死に開けようとしているのが分かった。
外には出られない。出れば見つかるかもしれない。
一晩中事務室で残業していたそうである。
音は朝五時まで鳴り続けていた。
七時くらいに社員が来た。
昨晩あった話をすると、「店長、だから残業したら駄目だって言ったのに」と呆れ顔で言われたらしい。

以来新しい店へ配属されるたびに、気をつけているそうだ。
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by tominaga103175 | 2005-12-09 23:48 | 怪談