2006年 05月 09日
血の通わぬ青い白
ふと夜中に目が覚めると天井に何か動くものが見えた。
目を凝らして見る。
だんだん目が慣れてきて動いているものが見えた。
白い手。
真っ白な一本の手がゆらゆら手招きしている。
天井から生えているように見えた。
怖くて目をつむる。
翌朝、天井は何事もなくいつもどおりだった。
怪奇現象にあったのはその一回だけだと言う。
by tominaga103175
| 2006-05-09 23:51
| 怪談